ベトナムでのオーダーメイドに失敗しないために!お店選びの5つの方法

2023年5月15日更新

ワンピース、ジャケット、コート、スーツ、アオザイ……寸法合わせから生地選びに至るまで、すべてを自分がデザインすることができるのがオーダーメイドの魅力。日本では数万円する特注品も、ベトナムではわずか数千円、ワンピース程度なら2000円程度でできるところもあります。

ホーチミン市の中心だけでも、オーダーメイドを請け負っているお店は100店舗以上あります。中には外国人旅行者向けの専門店も多々あり、日本語堪能のスタッフが常駐しているところも。

「でも、どのお店も同じに見える」、「どのお店に依頼すればいいのか分からない」と首を捻る旅行者もいますね。海外旅行だからこそ、失敗は許されません。そこで、今回紹介するのは、失敗しないお店選びの方法です。

これを押さえておけば、もしくは下記5つの項目をクリアしているお店であれば、まず失敗はしないといえます。

1 日本語スタッフが対応

オーダーメイド専門店「うさぎ」のオーナー。いつも笑顔で対応

オーダーメイドにおいて、もっとも危惧しなければならないのは、「完成後のイメージのギャップ」です。このギャップは、皆さんとスタッフがイメージしたものが違うことで生まれます。

そのギャップをなくすためには、イラストや写真を共有したり、細かなデザインまでもスタッフに伝えなければなりません。英語に自信がある方も、相手の英語レベルは分かりませんね。お互い外国語で話すのは、オーダーメイドにおいては少々リスクが高いです。

ホーチミン市内の1区には、日本人旅行客向けのオーダーメイド店がいくつかあります。スタッフは漏れなく日本語が堪能なので、心強い味方となってくれるでしょう。

ただし、スタッフによっても日本語能力は差があります。こちらもナチュラルに話すのではなく、簡単な日本語に置き換えたり、短い文章で刻んで話したりと配慮を示すことも大切です。

2 生地の種類が豊富

お店によって技術に差があまりないと仮定すると、見た目で判断できるのが「生地の種類」です。小さなお店だと、生地の種類、質、色ともに限られた中でしか選ぶことができません。

オーダーメイド専門店であれば、この条件はほとんどがクリアしています。しかし、ホーチミンの観光ストリートにありがちな「オーダーメイドもできる雑貨ショップ」では、生地の種類の少なさに苛立ちを覚えることもあります。

また、生地はしっかりと手にとって手触りを確認するとともに、洗濯をすることも考慮して選んでください。

3 仕上がり日が明確

ベトナム旅行でオーダーメイドを依頼した際、考え得る最悪の結末はなんでしょうか。おそらく、「滞在期間中に商品が完成しない」ということでしょう。

「仕上がり予定日にお店に行ったら、閉店していた……」

「予定日になっても完成していなく、「込んでるからもう2~3日時間がかかる」と言われた!」

こんな意見が寄せられているお店もありました。

旅行客向けのお店では、万が一完成しなかった場合は国際便で送ってくれる手配をしてくれるところもありますが、それでも不安は拭えませんね。

最近のオーダーメイド店は、どこも翌日仕上がりが基本。スーツは仮縫い合わせて2日が最短。早いところでは、ワンピースや半そで程度であればその日中に仕上げてくれるところもあります。

短期滞在の旅行者の方は、必ずスタッフに仕上がり予定日を何度も聞くことが大切です。

「明日の何時にできるんですか?○時ですね!じゃあ、私は○時にお店に行きます!」といったように、念を押すように何度もお店のスタッフに確認してください。

また、旅行者の方も、間に合わないというリスクを減らすために、ホーチミン滞在の初日にオーダーメイド店に向かうようにしましょう。

4 オーダーメイドできる洋服の種類が多い

よく誤解されている旅行者も多いのですが、覚えておいてほしいのが、「すべての衣類をオーダーメイドできるわけではない」ということです。

一般的やワンピースや半そで、ブラウス、シャツ、そしてベトナムの伝統衣装であるアオザイは、基本どこのお店でもオーダーメイドすることができます。

しかし、スーツやコート、ジャケット、パーティードレスなどは、お店によっては引き受けてくれません。

まず自分が何を作りたいのかくらいは、最低限考えてからお店選びをしましょう。

5 既製品が多い

自分が頭で思い描くイメージを相手に伝えるのはなかなか難しい作業です。相手が外国人であればなおさらです。通常はファッション雑誌の切り抜きや、絵心がある方はイラストを描いてみせるのがおすすめ。

それができない場合は、お店にある少ないファッション雑誌から選ぶか、もしくは販売用の既製品から選ぶことになります。そして、ほとんどの旅行客はそのようにデザインを決めることでしょう。

既製品の洋服は試着することもできますし、刺繍やビーズなどを入れる際もイメージが沸きやすいですね。

デザインに関しても「前はこのままで、後ろの背中部分を空けてほしい」、「これと同じデザインと色で、半そでにしてほしい」といった風に自分のイメージを具体的にスタッフと共有することができます。

おすすめ店舗

上記5つの項目のうち、4つ以上をクリアしているお店であれば、納得いく洋服をあしらってくれるはずです。下記には、当サイトおすすめのオーダーメイド店をご紹介します。お店をチョイスする際の参考にしてください。

在住日本人を顧客に持つ人気店。値段も安い

雑貨店の上階フロアで請負中。ベテランの職人が常駐

ドンコイ通り界隈にある老舗オーダーメイド専門店

日本人旅行客に人気の専門店。別店舗で雑貨ショップも営む

日本人経営の老舗

アオザイのオーダーメイドならここがベスト

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